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映画・アニメーション etc ウェブアワード、ホットフォト関連の情報・話題を書き込んでいます。2022年5月[B] 【 ひまわり 】 - 映画・アニメーション データファイル
2022/05/08 (Sun) 17:37:57
◎ 5月 HOT PHOTO[B]【 ひまわり 】から。
モデル/ソフィア・ローレン & マルチェロ・マストロヤンニ
(SOPHIA LOREN & MARCELLO MASTROIANNI)
from 《 I GIRASOLI (LES FLEURS DU SOLEIL) 露:Подсолнухи 英:SUNFLOWER 》
映画「ひまわり」はイタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカ合作映画で、監督は「自転車泥棒」('48) や「終着駅」('53),「昨日・今日・明日」('63) etc を撮った事で知られるイタリア映画界の巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ。音楽はオードリー・ヘプバーン主演作品,「ピンクパンサー」シリーズ('63~) etc を手掛けたアメリカ映画音楽界の巨匠ヘンリー・マンシーニが手掛け、全篇に亘って印象に残る感動的なスコアで奏でている。
主演はマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン。ロシア人女性:マーシャ役にはソ連から参加した女優リュドミラ・サベーリエワが演じた。マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンは「昨日・今日・明日」からの共演で、息の合った名演をコンビで如何なく披露している。
イタリア映画全体、ソフィア・ローレン主演映画の全ての中でも「ひまわり」は群を抜き日本で人気が高く、反戦モノとして有名な本作ですが、恋愛、夫婦愛、それと前半にはイタリアらしい明るい・明るい、コメディ調の要素をも兼ね備えており、複数の顔が時代によって垣間見られる、其処が此の「ひまわり」という作品が輝いている一つの理由なのかも知れません。
それが後半の戦時下~戦後のパートと成るとひたすらシリアス・トーンに徹するという、戦争が其の後に及ぼす悲劇を描き切ったのが、第二次大戦で敗戦国であった日本人にとっても共感を呼ぶ点で、正に映画は世界共通の言語であり、文化なのだという事が実感し得る、反戦映画の傑作中の傑作です。
映画のOPとEDに登場する印象的なひまわり畑は、ウクライナ(*当時ウクライナはソ連の一部だった)で撮影された。本作は東西冷戦下の作品で、西側諸国の映画としてソビエト連邦・国内で撮影が行われたのは初(現在のウクライナの首都であるキエフから500km程南に位置するヘルソン州がロケ地)。
ひまわりはウクライナの国花であり、ウクライナ国旗の二色の内一色が黄色なのは其の為。
現在其の映画「ひまわり」の『50周年HDレストア版』(2020年に上映されたVer.) が全国の劇場でリバイバル上映中です。(*ボスター画像はイタリア公開時におけるモノ)
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(本記事はBBS移転に伴い, 2022年4月30日(土)20時28分33秒UPの内容を再UPしました)